多汗症になると、何かと困ることがたくさんありますよね。
1番困るのはもちろん、汗をかいてしまうこと。しかしこれ以外にも、
- 暑がりと思われる
- 冬なのに汗をかいて恥ずかしい
- メガネがくもる
- 汗染みができる
- 服が黄ばむ
などなど、汗に付随してさまざまな悩みが多発します。私も上記のものはすべて体験しました。私は高校生のころに多汗症全盛期だったので、それはまあ、いろいろな方法を使って汗を抑えようと必死でした。
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多汗症対策グッズ:体を冷やして汗を抑えるもの
私の場合は少しでも暑いと感じると体が火照ってきて、ドバーッと汗が出るタイプでした。そのため、いかに涼しくいられるかがとっても重要です。
少しでも涼しくいられるように使えるアイテムをまずはご紹介します。
湿布薬
湿布?と思うかもしれませんが、意外と使えます。湿布薬のあのひんやり感で体を冷やす作戦です。背中に貼っておくとひんやりしてなかなか気持ち良いです。
もしも貼っているところを見られても「ちょっと肩こりが…」といくらでも言い訳できるのもポイント。ただしどうしても湿布のニオイはしてしまいます。
湿布薬はかれこれ何種類も試しましたが、ニオイが少ないものは総じて冷感も弱めなんですよね。
リンクを貼っている湿布は比較的ニオイがしやすいです。どうしてもニオイが気になるなら成分に「サリチル酸」と名前がつくものが入ってなければOK。
保冷剤
保冷剤を直に当てて体を冷やすのもいいですが、私はお弁当を入れている袋にそのまま入れていました。学校だとお弁当の袋を机の横にかけるかと思います。
お弁当をかけたときに、足に保冷剤が当たるようにセットしてかけておくのです。すると保冷剤が溶けるまでは若干ですが、誰にも気づかれずに体を冷やせます。
保冷剤を買わずに、凍ったペットボトルを入れても代用できますね。
冷えピタ
冷えピタは、ほぼ無臭で体を冷やせる優れものです。背中や肩のあたりに貼っておくととてもひんやりします。
ただし汗にはあまり強くないので、剥がれ落ちる危険性がある点は要注意です。
冷えピタあ小林製薬のものが有名ですが、Amazonブランドのものだと1箱あたり200円くらい安くなるのでおすすめです。
汗拭きシート
自転車で30分くらいかけて学校に通っていたので、ギャツビーは必ず常備していました。汗も拭けるし、冷感もあるのでこれを使うと早く汗が引きやすいんです。
汗拭きシートも女性用のものも含めてたくさん使いましたが、ギャツビーが1番冷感が強いなと思いました。
トイレでせっせと毎日使っていたアイテムです。
デオドラントスプレー
デオドラントスプレーはどれも冷感のあるものが多いですが、ギャツビーのスプレーはレベルが違いました。冗談抜きで氷を吹き付けているほどの涼しさです。
家を出る前にまんべんなく体にスプレーしたり、汗をかいた後にスプレーしたりといろいろな使い方ができます。
炎天下の中でお出かけするときも、1本持っておくと便利です。
アルコールスプレー
こちらの商品はTwitterのフォロワーさんから教えていただきました。アルコールスプレーです。アルコールスプレーは揮発性が高く、肌につけるとアルコールが体温を奪いながら揮発してくれるので、スーッとした清涼感を味わえます。
飲食店でバイトしていたころ、アルコールスプレーが必ずホールにあったので、手を消毒するふりして腕全体にかけて涼んでいたのを思い出しました。
汗をかいたあとにスプレーすると、ベタつきも取れますし、汗も一緒に引いていくのでおすすめです。
多汗症対策グッズ:汗染みを抑えるもの
暑いとか関係なく、汗染みが目立ってしまうこともありますよね。私はとくにワキの汗染みに悩まされました。
汗染みも対策グッズを使えば目立なくできます。
防水スプレー
汗染みなら汗ワキパッドを使えば良いのでは?と思う方もいるかもしれません。たしかにその通りなのですが、汗ワキパッドって、半袖だと使えないですよね。それに毎日使うにはまあまあな値段がします。
そこで便利なのが防水スプレーです。ワキの部分にあらかじめスプレーしておくことで、汗染みを防げます。
注意点としては、防水スプレーで服にシミができてしまう可能性もあること。そしてこまめにスプレーしないと、洗濯で効果が落ちてしまうことです。
それから100%汗染みを防げない場合もあります。私もスプレーしていても汗染みがゼロとはいきませんでした。しかし、スプレーするのとしないのとではかなり変わるので、よければお試しください。
OPPテープ
これはあまりおすすめできる方法ではないのですが、ワキの部分に内側からテープを貼って汗染みを防ぐ方法もやっていました。
テープは絶対に水を通さないので、確実に汗を防いでくれるんです。しかし貼り方が下手だと服がシワになってしまうので、外からバレてしまうことがあります。
それとテープを剥がすときに服が傷みます。テープを貼っているのでワキのあたりがチクチクするのも避けられません。
ガムテープをワキに貼っていた時期もあったんですが、ガムテープだと茶色なので外から貼ってるのがバレやすいんですよね。服が多少傷んでも構わないという方向けです。
汗ワキパッド
王道の汗染み対策といえば汗ワキパッドでしょうか。半袖には使えないのが難点ですが、長袖ならとても役立ちます。
汗ワキパッドには白、黒、ベージュの3色あるのですが、白シャツを着るときはベージュがおすすめです。白は予想以上にシャツの外側から目立ちます。黒は黒い肌着を着ているなら目立ちにくいですが、それでもやや貼っているのがわかってしまいます。
私も実際に3色とも使ったことがありますが、白シャツで1番目立たないのはベージュでした。
汗取りパッドつきインナー(女性用)
私は汗取りパッドつきインナーだけで、おそらく10着以上は持っていると思います。半袖を着るときはノースリーブ、長袖を着るときは袖があるタイプのを着ています。
普通のインナーと比べてワキの部分の布が高いところまであるので、インナーが汗を吸いやすくなっているものです。
インナーに汗ワキパッドを貼ってシャツを着れば、かなり防御できますよ。とてもおすすめの多汗症対策グッズです。
汗取りパッドつきインナー(男性用)
男性用でもワキの部分が高くなっているインナーがあります。ワキの布の位置が高くなっているだけでかなり汗染みの度合いが減りますので、ぜひお試しください。
多汗症対策グッズ:その他あると便利なもの
汗染みを抑えたり体を冷やしたりするものではありませんが、あると生活がしやすくなるものをご紹介します。
タオルハンカチ
ハンカチはあると便利、というよりは必需品ですね。堂々と汗を拭けない場面もありますが、ハンカチが手元にないだけで心配になって汗が吹き出すこともあるかと思います。
私もハンカチを持っていき忘れたときは地獄のようでした。バッグに2~3枚入れておくと安心です。
私は必ずタオルハンカチを使います。吸水性が高いのでけっこうな量の汗をかいてもしっかり吸ってくれますよ。
メガネのくもり止め
「冬に汗をかくとメガネがくもる」とつぶやいたところ、フォロワーさんが「くもり止めを使えば良いのでは?」と教えてくださいました。
探してみたところ、こちらの商品が人気のようです!冬はほんのり汗をかくだけでメガネがくもって恥ずかしい思いをするので、くもり止めを使うと便利ですね。
指なし手袋
手汗のせいでパソコンが壊れる、運転するとハンドルが滑る、といろいろ厄介です。そのようなときは、指先だけ開いている手袋を活用してみてください。
こちらの手袋は手袋では珍しいメッシュ加工になっているので、蒸れにくくなっているのが特徴です。滑り止め加工もされているのもいいですね。
デオナチュレ ソフトストーン
汗をかいてすぐに拭けるならいいのですが、なかなか拭けない状態だとニオイも気になります。
そこでおすすめなのが、このデオナチュレソフトストーンです。ドラッグストアでも毎年売れ筋ナンバーワンになるくらい人気商品として知られています。
多汗症の汗をデオナチュレで止めるのは正直難しいですが、ニオイに関してはまったく気にならないレベルになります。
ファブリーズ
汗のニオイ対策として、ファブリーズをその日に着る服すべてにかけていました。肌着からアウターまで全部です。
すると汗をいっぱいかいてもニオイにくくなります。
あらかじめファブリーズをしておくだけで、びっくりするくらい汗をかいた後のニオイがしなくなるのでぜひ試してみてください!
本皮の靴・パンプス
パンプスや靴って汗をかいて蒸れませんか?これはフォロワーさんから教えてもらったのですが、合成の皮よりも本皮のほうが蒸れにくいんです。
本皮は合成よりも水分を吸収しやすく、しかも蒸発もしやすいので靴の中に蒸気がたまりません。
本皮の靴は合成よりも値がはりますが、快適さを考慮するなら本皮を選びましょう。
まとめ
多汗症対策グッズとして売られているものは少ないですが、いろいろなアイテムを工夫して使うことで、汗をかきにくくしたり汗染みを目立たなくしたりすることができます。
病院での治療も行いつつ、できる対策はしておくと暮らしが少し楽になることもありますよ。