私が実際にミラドライを受ける前、「ミラドライは痛くない」「すぐに日常生活を送れる」といった情報ばかりが入ってきていました。
でもよく考えてみてください。ミラドライって麻酔をしてから打ちますよね?
ミラドライの施術が痛くないと言われているのは麻酔が効いているからであって、麻酔そのものはけっこう痛いのでは?そして麻酔が切れてからもなんだかんだ痛みがあるのでは?と疑っていました。
おそらく私以外にもミラドライの痛みについて気になっている方はたくさんいるかと思います。そこで、実際にミラドライを受けた私が痛みについてとことんリアルな情報をご紹介します。
ミラドライを受ける前の麻酔の痛み
麻酔後に水分を入れる注射の痛み
ミラドライを施術しているときの痛み
ミラドライの施術が終わってからの痛み
これら4つの痛みについて見ていきましょう。
ミラドライは脇汗を半永久的に止められる治療
そもそもミラドライって何?どういう治療なの?という方に向けて、ミラドライのことを簡単にお話します。
切らないのに効果が半永久的
ミラドライは切らない治療方法として知られています。マイクロ波を皮膚の上から当てることで、汗腺を破壊する治療です。
メスは一切使いません。だから皮膚をまったく切ることなく多汗症の治療ができます。しかも汗腺を破壊するので、効果は半永久的です。
切らないからダウンタイムが少ない
交感神経遮断術のように皮膚を切る手術は、治療が終わってから脇を固定しておく必要があります。また傷口が塞がるまでは日常生活をいつも通り送るのもやや困難です。
しかしミラドライなら皮膚を切らないので、施術した当日から普段通りの生活が送れると言われています。
傷跡が残らず根本的に多汗症を解決できる
塩化アルミニウムやボトックス注射、イオントフォレーシスなど多汗症の治療にはさまざまな種類があります。しかしどれも効果は一時的です。時間が経てば再び汗が復活してしまいます。
ミラドライは汗腺を直接破壊するため、治療を一度行ってしまえば効果が半永久的に続くことが特徴です。一生何かしらの治療を続けるよりは、ミラドライを受けてしまったほうがトータルで見るとコスパは良いと言えるでしょう。
ミラドライの麻酔を受けているときの痛み
ではミラドライの痛みについてどの程度のものなのかご紹介します。
私がミラドライを受けた東京プラチナムクリニックでは、笑気麻酔は行っていないので注射の麻酔のみでした。ただし振動器を使いながら麻酔をしてくれます。
麻酔を打つ部分に振動を与えることで、痛みが伝わりにくくなるそうです。
脇の上よりも下のほうが痛い
脇の上部から下部に向かって麻酔がチクチクと打たれていきます。麻酔は1か所や2か所ではなく、数十か所打たれるので、正直言って痛みはあります。
脇の上部はまだ耐えられましたが、下部のほうに行くにつれて痛みが強くなりました。事前に医師から「脇の上よりも下のほうが痛みが出やすい」と言われていたので、「あぁ、たしかに下のほうが痛いね…」なんて思って麻酔を打たれていました。
注射の痛みは採血のときより少し痛くない程度
採血の注射ってけっこう痛いイメージが私にはあります。あの痛みと比べると麻酔注射の痛みはまだマシです。
針を刺した一瞬だけチクっと痛みを感じるだけで、持続的に痛いわけではありません。ただ、何十か所も麻酔を打たれるので1回1回の痛みがそこまで強くなくても、ちょっとツライなと感じました。
麻酔の後に打つ水分を入れる注射は痛くない
東京プラチナムクリニックの場合、麻酔を打ってからさらに水分を脇に注射していきます。脇を平らにしてミラドライを照射しやすくするのと、効果を高めるために水分を入れるそうです。
この注射は、麻酔が効いた後にされるのでほぼ痛みを感じませんでした。たまに鈍い痛みを感じる程度で、99%は痛みがありません。
ミラドライの施術を受けているときの痛み
結論から言ってしまうと、ミラドライの施術そのものはまったく痛みがありません。麻酔が効いているので、「脇に何か当たっているな」と感じる程度です。
「麻酔さえ乗り切ってしまえば、楽勝だな」と正直思いましたね。
それくらい痛みがありません。施術中の痛みは、どなたも心配しなくて大丈夫だと思います。
ミラドライを受け終わってからの痛み
ミラドライの施術が終わると「麻酔が切れると痛みが出てくるので、痛み止めを出しておきますね」と言われてロキソニンを10錠もらいました。
「ロキソニンを飲まないといけないくらい、麻酔が切れたら痛いんだね」と思ったものです。
施術が終わって1時間後の痛み
まだまだ麻酔がしっかり効いているので、まったく痛みはありません。
むしろ脇の感覚がなくて気持ち悪いくらいでした。まだロキソニンを飲む必要はなさそうです。
施術が終わって3時間後の痛み
麻酔って予想以上に長く効くんですね。そろそろ痛みが出始めるのかなと思っていましたが、いっこうに痛みは出ませんでした。
施術が終わって8時間後の痛み
さすがに麻酔が切れてきました。脇がジンジンと痛みます。筋肉痛を強くしたような、脇の奥から痛みが溢れてくるようなそんな痛みです。
痛みが気になったので、貰ったロキソニンをこのとき初めて飲みました。
薬が効いてくると痛みが6割くらい落ち着いたように感じます。
施術が終わって1日後の痛み
ミラドライの施術を受けた翌朝。起きてみると昨日の夜のようなジンジンとした痛みはなくなっていました。どうやら施術してから8時間後が一番痛かったみたいです。
ピークは過ぎたものの、腕を動かすと強い筋肉痛のような痛みが脇に走ります。
痛みがあるので動作はゆっくりとしかできません。歩くと振動が脇に響いて痛いです。
施術が終わって3日後の痛み
腕を後ろに回そうとすると痛みがあるので、背中がかゆくてもかけない日々が続いています。お風呂で背中を洗うのも一苦労です。
そして相変わらず歩くと振動が脇に響いて痛みます。
施術が終わって1週間後の痛み
少しだけ腕の可動範囲が広がりました。相変わらず筋肉痛のような痛みはありますが、少しずつ和らいでいるようです。
ただ歩くとまだ振動が響いて痛いので、少しゆっくりになります。
施術が終わって2週間後の痛み
だいぶ痛みはおさまってきました。歩くときもソロソロではなく普通に歩けます。背中に腕を回してもそこまで痛みが出なくなったので、かゆいところをかけるようになりました。
脇を手で触ると下半分がまだぽこっと腫れていて、そこを押すとやんわり痛みがあります。
施術が終わって1か月後の痛み
ミラドライを施術する前とほぼ同じ生活を送れています。歩いても振動が響くことはありませんし、腕を思いっきり後ろに回しても大丈夫です。
ただ日焼け止めとか化粧下地とかを振ると、脇というよりかは二の腕がぷるぷるして少し痛みます。ただここまで来ると、そこまで気にするほどではありません。
麻酔と施術8時間後は痛みがある
私の場合、一番痛かったのは麻酔が切れてから8時間後です。このときは痛み止めがないと少しきついなと感じました。
麻酔の注射は痛みの程度はそこまで大きくないものの、何十か所も刺されるのでそこそこ痛いです。注射が苦手な方はきついかもしれません。